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創性器オルタナティブキモーション
第1章 第一章 ゲティスバーグの獸
2度目の絶望を俺は味わう。

テンション上がって摺り足でイオンに入店した途端、周りのカップルや学生グループがこちらを見てくすくす笑いだしたのだ。

摺り足入店が原因ではない。

この体型、顔面、滲み出る負のオーラを見て笑っているのだ。

挫折しかけて膝をつきそうになったが持ち直す。

足に力をいれて仁王立ち。

諦めるな!

これは今まで現実逃避してきたツケだ!

耐えろ!

耐えてくれ!!

「おおおおお! 震えるぞガラスのハート! 揺れ動く腹のミート! 刻め精液のビート!!」

俺は可愛い店員のいる服屋に飛び込んだ!



結果は惨敗。

話し掛けようと近寄ると逃げていき、気付けば周りには誰もいなくなった。

近づくことも許されないのか?

俺はここで初めて膝をつき、大粒の涙を流す。

「どうしたらいい……もうどうしたらいいのか、わっかりっましぇ~ん!!」
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