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創性器オルタナティブキモーション
第2章 第二章 ドナウ川の紅流
とぼとぼと歩いてアパート前に来る。

その時、あの女神が階段を上がっていくのが見えた。

こんな奇跡があろうか?

彼女は俺の住んでいるアパートの住人だったのだ。

急いで駆け寄る。

「す、すいません!」

「……あの時の人ですか?」

「あ、ああははは。もしかしてここに住んでいるんですか?」

「はい。あなたもですか?」

「そ、そうなんですよ僕もここに住んでて……あれ? 俺のお隣さんだったんですか!?」

間違いない。

この女神は運命の人なんだ!

この娘と俺は赤い糸で結ばれているんだ!!

俺は吃りながらつたなく会話を楽しんだ。

彼女はニコニコと笑いながら返答してくれた。
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