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だって私はお姫様!
第5章 気になり始めて

『…うん』

素直に脱ごうとするも

「っまて、ここはだめだ」

なによ…

貴方が言ったんじゃないの…

葛島尚哉がバイクに跨がり、私を後ろに座る様に顎で指示する

『…仕方ないわねっ』

ぎゅっ。

「…琴音、当たってる」

『?仕方ないじゃない、落ちたくないもの。』

胸元を押し付けるなんてはしたないと思ったかしら?

「…はぁ」

深い溜め息をつく葛島尚哉

「お前…」

葛島尚哉は、何かいいかけて止めた

「着いたら覚悟しろ。」


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