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妄想短編集
第6章 痴漢男〜5章続編
その後、明希の病院にすぐに
つれて行かれ、簡単な診察を
受けた後…
アフターピルをもらって飲んで
病院の明希の部屋のベッドで
念のためとか言われ、
点滴まで打たれた。
そのあいだも明希は、ずっと私のそば
で手を繋いでいてくれた。
気がつくと眠ってしまった、私。
だけど、目が覚めても、
変わらず明希は近くにいてくれた
みたい。
『梨乃…起きたか。
気分は?』
『大丈夫。』
『なら、ちょっといいか?』
『うん。』
私がベッドの端に座ると
明希は男が持っていた
という携帯を私に差し出す。
『俺は見てないから、
お前が本物かどうかを
中身を確認しろ。』
写真を確認すると、確かにあの時の
写真が…。今頃になって身体が
震え出す。私の反応を見た明希が
私に問いかける
『それで間違いないんだな?』
私は頷く。
『貸して。』
明希に携帯を手渡すと、
バキッ
『えっ。』
驚きで反射的に震えが消える。
『はい、処分完了。』
真っ二つに折れた携帯。
明希がゴミ箱に捨てる。
『明希…ありがとう。』
『ああ。』
つれて行かれ、簡単な診察を
受けた後…
アフターピルをもらって飲んで
病院の明希の部屋のベッドで
念のためとか言われ、
点滴まで打たれた。
そのあいだも明希は、ずっと私のそば
で手を繋いでいてくれた。
気がつくと眠ってしまった、私。
だけど、目が覚めても、
変わらず明希は近くにいてくれた
みたい。
『梨乃…起きたか。
気分は?』
『大丈夫。』
『なら、ちょっといいか?』
『うん。』
私がベッドの端に座ると
明希は男が持っていた
という携帯を私に差し出す。
『俺は見てないから、
お前が本物かどうかを
中身を確認しろ。』
写真を確認すると、確かにあの時の
写真が…。今頃になって身体が
震え出す。私の反応を見た明希が
私に問いかける
『それで間違いないんだな?』
私は頷く。
『貸して。』
明希に携帯を手渡すと、
バキッ
『えっ。』
驚きで反射的に震えが消える。
『はい、処分完了。』
真っ二つに折れた携帯。
明希がゴミ箱に捨てる。
『明希…ありがとう。』
『ああ。』