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妄想短編集
第6章 痴漢男〜5章続編
それから、あとで明希から
教えてもらった事だけど。

あの私を助けてくれた数人の男達は
学生時代からの明希の数少ない
友人らしい。

一人は明希と同じ医者。
二人は、ヤクザ。
あと一人は、刑事らしい。

なんて組み合わせの友人なんだ。
明希の交友関係凄すぎでしょ。
なんて正直笑ってしまった。

あと今の明希からは
想像も出来ないほど、
実は昔、かなり悪い事もしていた事も
あるらしい。
本人いわくかなりその時は、
まあいろいろあって、
荒れていたんだとか…。

言われてみると、どことなく面影が
なんて…本人が嫌がりそうだから
言わないけど。
でもある意味しっくりきちゃう
というか…
納得しちゃうんだけど。

そこからどういう経緯で
医者になったかは、またいつか話す
なんて言われてはぐらかされて
しまった。

だけど…

その時ははじめて聞く
明希の過去に驚いた私だった。

あの私を襲った男の人がどうなった
かは、気になったけど、
その話しを聞いた後だったから、
なんとなく怖くて聞けなかった。


そして、それから私達は、
前よりお互いの事をもっと話す
ようになった。
それから、明希は前より私に
甘く接するようになった。
独占欲は前にも増して
すごい事になってしまったけれど。

だけど、
なにはともあれ…


今私。
とても幸せです…。



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