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好きと言って
第3章 世なりとも
「梨乃!」
「しつこいです!」
「ハルトに言い訳させてやれよ」
「どうして?どうして私がそこまでがまんしなきゃいけないんですか?
私、あの日誕生日だったんですよ。
前から、楽しみにしていたんです。
あの日のために、我慢してきました。
けど、あの通りです。これ以上私に何を我慢しろって言うんですか!
もう・・・ハルト先輩を好きな気持ちは忘れました」
あ・・・・
やっと涙が出た。
誕生日から
涙が出なかった。
心が辛くても
それ以上にカラカラに乾いていた。
「これ以上私に我慢しろなんて。
ハルト先輩を許してやれって・・・・
レン先輩は残酷です!」
とめどなく流れる涙を拭きもしないで
力いっぱい揺れる視界でレン先輩を睨みつけた。
「それじゃぁ・・・・
それじゃぁ俺が我慢した意味がないんだよ」
なんで、レン先輩が泣きそうな顔をしてるの。
泣かないで。
そんな顔しないで。
次の瞬間
私の唇はレン先輩と重なっていた。
「しつこいです!」
「ハルトに言い訳させてやれよ」
「どうして?どうして私がそこまでがまんしなきゃいけないんですか?
私、あの日誕生日だったんですよ。
前から、楽しみにしていたんです。
あの日のために、我慢してきました。
けど、あの通りです。これ以上私に何を我慢しろって言うんですか!
もう・・・ハルト先輩を好きな気持ちは忘れました」
あ・・・・
やっと涙が出た。
誕生日から
涙が出なかった。
心が辛くても
それ以上にカラカラに乾いていた。
「これ以上私に我慢しろなんて。
ハルト先輩を許してやれって・・・・
レン先輩は残酷です!」
とめどなく流れる涙を拭きもしないで
力いっぱい揺れる視界でレン先輩を睨みつけた。
「それじゃぁ・・・・
それじゃぁ俺が我慢した意味がないんだよ」
なんで、レン先輩が泣きそうな顔をしてるの。
泣かないで。
そんな顔しないで。
次の瞬間
私の唇はレン先輩と重なっていた。