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好きと言って
第3章 世なりとも
「梨乃ちゃん。こんなところで何してるのかな~?」

合コンの席で楽しく飲んでいたのに
私の真後ろで悪魔の声がする・・・・
ああ。うっかりしてた。ここはサークルでよく使うトコだった。

無視だ・・・
無視が1番いい。
今の声は聞こえなかったことにしよう。

「梨乃ちゃぁぁ~ん?」

無視だ。

「梨乃ちゃん、後ろの人、知ってる人?」
私がずっと無視をするもんだから
今まで一緒に話していたケンジクンが私の後ろを気にしだした。

「知らない人。気にしないで」
「ほ~知らない人と来たもんだ?」

無視だ。無視。

「梨乃!何してるのかって聞いてんだよ」
うるさいな・・・・
「何って合コンですよ!分からないんですか?」
あ。まずい。答えちゃった。

「お前、ハルトにメールしたんだって?」
「・・・・はぁ。ハルト先輩とレン先輩はゲイですか?
何でもかんでも話し合うんですね。恋人みたいですね」
「で?別れたいのかよ」
「別れたいのかじゃなくて、別れました」
「ハルトからの返事は?」
「ないですけど」

「ハルト反省してる。あの日に梨乃を置いて行ったこと」
「そうですか」
「許してやれない?」
「なんで?なんでそんなことレン先輩が言うの?関係ないじゃん」
「そうだけど」
「おせっかいです・・・・・ごめん。さくら。気分が悪くなった。
帰るね。ケンジクン。またね」

会費をさくらに渡すと私はレン先輩を振りきるようにお店を出た。




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