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かわいい狼くん
第11章 闇の中

『あ…!そういえば!』


「うん、ほら入って…?」


心が先に入ると、部屋の中は真っ暗だった

うぅ…怖いよ〜


すると机の上に心の携帯が置いてあった



あ、あったぁ!!


『あったよ!九条くん!』


「そう…よかった」

『ほんとにありがとう!
それじゃあ、私行くね!』


心がドアに近付こうとすると…


ガチャ…

ドアの前に立っていた春樹は鍵をかけた


『……あの…九条くん?
なんで…鍵…』


すると春樹は振り返り
ニコリと微笑む


ゾクっ…

心は咄嗟に後退る…


な…に…?
なにが起きてるの…

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