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かわいい狼くん
第16章 幼い記憶
それから3人はすぐに仲良くなった
毎日、夕方になると公園で待ち合わせ
心の母親が迎えにくるまで一緒に遊んでいた
「うわ〜ん!」
ある日、心が来るまでかけっこをしていた2人
彰斗は転んでしまって泣いていた
「彰斗、転んだだけでしょ?
血も出てないし大丈夫だよ」
「いたっ…ひっく…いんだもん」
すると誰かが走ってきた
『あきちゃん?どうしたのー!?」
「ココちゃっ…」
心が来た途端ゴシゴシと目を擦り
二カッと笑う
「なんでもない!」
「ぷっ…さっきまで転んで泣いてたクセに…」
「あ、アルっ…!」
泣いていた事を心に言われ
落ち込む彰斗
そんな彰斗の頭を心は撫でる
「っ…!?///」
『痛かったんだよね?でももう大丈夫だよ!
だからそんな顔しないで…ね?』
優しく微笑みながら
頭を撫でる心に
彰斗は顔が真っ赤になる