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かわいい狼くん
第6章 意地悪な狼くん
静まり返るリビングに
テレビの音だけが響く…
しばらくして口を開いたのは
彰斗だった…
「ねぇ、まだ心の事諦めてないの?」
「あ?お前に関係ねーだろ…」
「あるよ?」
「はぁ?どうゆう意味だよ…」
「…もう心は俺のだから」
ふっと笑う彰斗に、柊は目を見開く
「それ、どうゆう…」
するとガチャっという音とともに
沙羅が入って来た
「あっぢ〜!はぁ、お先ー…
なに柊、また怖い顔して〜」
「なんでもないよ〜」
ニコリと笑って答える彰斗を
柊はただ黙ってみていた…
もう俺のって…
どうゆう意味だよっ…
柊はグッと手を握った