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かわいい狼くん
第9章 迫る想い
「…心ってば!」
『わぁ!え…どうしたの?』
「お風呂…湧いたよ?」
『あ、じゃあ入ってこよっかな〜』
お風呂場に向かった心を
心配そうにみつめる彰斗…
『はぁ〜…』
湯船に浸かり
心は大きな溜め息をはく
一体あの手紙は…
「…どうしたの?
溜め息なんてついて」
『…?!!
あ、彰斗くん!なんで…』
「え?さっき普通に入ってきたけど?」
うそっ…
全然気付かなかった…///
心は彰斗に背を向けたまま固まる
すると後ろから抱き締められ
彰斗の腕の中にすっぽりおさまった
「あはは!
ほんと心はちっちゃいね〜」
『恥ずかしいよ…///』
後ろから見ても
耳まで赤くなっているのがわかる…
クス…
「もっと恥ずかしいことしちゃう…?」
『へっ…?』