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主な君に逆らえない
第3章 甘いのはお好きですか?
奥歯を強く噛み締め、震える手に少し揺れる咲の体
「お嬢様の容体が気になりますので、今日はこれで失礼いたします。ですが・・明日はお控えください。これはあくまでお願いです」
「無理」
頭を下げた橋本に間髪入れずに返した青年の瞳はさらに冷酷さを増していた
「そもそもお願いなんてできる立場じゃないってのを自覚しろよ。橋本・・事によっちゃお嬢様自身危なくなることを忘れんなよ」
ぴくっと橋本の身体が揺れたが、橋本は頭だけを下げ、青年の前から遠ざかった
橋本の後ろに続くように、2人のメイドが青年に頭を下げていった
橋本の背筋の伸びた後ろ姿を見えなくなるまで睨み、見送った青年は車内へ戻った
咲の知らないところで起こったやり取りだが、咲は知らずに夢の中にいる
「お嬢様の容体が気になりますので、今日はこれで失礼いたします。ですが・・明日はお控えください。これはあくまでお願いです」
「無理」
頭を下げた橋本に間髪入れずに返した青年の瞳はさらに冷酷さを増していた
「そもそもお願いなんてできる立場じゃないってのを自覚しろよ。橋本・・事によっちゃお嬢様自身危なくなることを忘れんなよ」
ぴくっと橋本の身体が揺れたが、橋本は頭だけを下げ、青年の前から遠ざかった
橋本の後ろに続くように、2人のメイドが青年に頭を下げていった
橋本の背筋の伸びた後ろ姿を見えなくなるまで睨み、見送った青年は車内へ戻った
咲の知らないところで起こったやり取りだが、咲は知らずに夢の中にいる