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主な君に逆らえない
第3章 甘いのはお好きですか?
身体はずっしりと重いですお腹の鈍痛は残ったままです

私怒っています

そうでしょ?だって昨日の記憶が無くなるまで、私を目茶苦茶にしたこの方と!

なぜまた一緒に居なければなりませんの?

そうは思っていても、現実は・・・

ビクビクと彼の動向を見るしかできていません

そして何故でしょう

上機嫌で私を膝の上に乗せ、ずっと優しく微笑んでいます

「まだ辛いの?腕も上がらないくらい?」

心配してくれている?

私が訝しんで返答に困っていると、お腹の音が大きく車内に広がりました

穴があったら入りたい・・・

恥ずかしさで顔を手で覆いました

「腕あがるね」

呑気な彼の声が顔を隠した手に掛かりました

指で隙間を作ってのぞき見てみますと

優しく微笑んだままの彼の目と、私の覗く目が合い

さっと指を閉じました
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