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みなしごの告白
第2章 告白 二
 ……はあ、は……っ……そ、その間に常務はスーツのズボンを下ろされ、……私は快感で朦朧とした中で、薄暗い視界の中でもはっきりとそれを目に捉えたんですが……常務の股間の、そそり立った肉棒を……常務はそれにコンドームをかぶせて、私にひざの上に乗るようおっしゃいました。私は……そこで初めて……正直に言わなければならないと思い、処女であることを告げました。常務は『シートを汚すわけにはいかないな』みたいなことをおっしゃって、着ていらっしゃった上着を脱いでシートに広げ、その上に座られました。……興奮してしまってて、はっきりと覚えてないんですが、私は上着を汚すわけにはいきません、というようなことを言ったんです。でも常務は、新しい上着に替えるのは簡単だがシートは簡単ではない、みたいな返事をされました。そして私は……スカートを腰までまくりあげて、ショーツはひざまで下ろして、という恥ずかしい格好のままで……腰を上げて、常務の真ん中に……座らせていただきました……突然、お腹の奥に針で刺したような痛みが来たと思うと、大きな圧迫感と、それが身体の中をかき分けて突き進んでくるのを感じました。そしてそれは私の中を……出たり入ったりして……私、もっともっと痛いものだと思ってたんですけど、いえ、痛みは続いてたんですけど……興奮と戸惑いと、羞恥と、……自己嫌悪もあったかも知れません……渦巻くあらゆる感情が麻酔になったかのように、そんな痛みなど分からなくなって、ただただ人生で初めて味わう感触に翻弄され続けました。
 そうして私は……車の中で、服を着たまま、ショーツも完全に脱がないままで、男性のひざの上にお尻を向けて座るという格好で……処女を失いました。
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