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みなしごの告白
第2章 告白 二
それはさすがに面食らいましたよ。もちろん妻子ある方ですから、純粋に恋愛感情でないことは百も承知でした。だから、例えば、断ったら内定取り消されるんじゃないかとか、そんな風に考えて……その場で聞いたんです。そしたら……常務は静かに、けれど重厚な口調でおっしゃいました。『俺の器はそんなに小さく見えるのか?』と。後で分かったんですが、常務はものすごくフェアな方で、その上プライドの高い方でした。仮にあの場で私がお断りしても、内定取り消しなんて絶対しない方です。さすがに常務の秘書として配属されることはなくなったでしょうが……え? はい……そうです……結局、私は……常務の申し出をお断り……しませんでした。どうしてでしょうね……昼間の同級生の彼からは全く感じることのできなかった『匂い』のようなものが……うまく言えませんが、匂いとしかたとえようがなく……その匂いが、常務の全身からはあふれていて、いえ、そんな感じじゃなかったです、噴き出していたというか……車内中にそれが充満して、私は息がつまりそうな錯覚に陥ったくらいでした。その匂いは私の鼻や口に入り、身体の中を突き抜けて、やがてお腹の奥底にたどり着き、中心にある敏感な芯をぎゅっ、と絞って……にじみ出てきた液体はいつしか外に流れ出て……下着の生地に……広がっていました。常務は私のプリーツスカートをめくって、ショーツを膝まで下ろしました。そしてゴツゴツとした指でクリトリスをゆっくりと回すように動かされました。それだけで……車内にクチュクチュと音が響いて……実際にはそんなことあり得ませんけど、拡声器で拾った大音量のように私には聞こえて、恥ずかしくて恥ずかしくて、でも動けなくて、どうしようもなくて、混乱して、でもその混乱がクリトリスに与えられる刺激を増幅して……お腹の中心にある芯を太い電線でぐるぐる巻きにされ、そこに大電流を流されたような、そんな衝撃が襲ってきたかと思うと、気が付けば全身を魚のようにビクビクさせて、跳ねて、絶頂を迎えました……あふっ……ん……っ……。