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みなしごの告白
第5章 告白 五
あ……ごめんなさい、ちょっと感情的に……なってしまいました、ね。……大丈夫です、自分のハンカチで拭きます……。私と彼……あ、常務……との関係も、社長の知るところとなりました。私は固く縛られて宙吊りのままですから、電話の一つも掛けられないしメールの一本も出せません。会社に二人揃って出て来ないことを不審に思われた社長が直々に私のマンションに来られたんです……常務との関係なんて、部屋の光景をご覧になったら一目瞭然ですよね。……社長に傷だらけの全裸で宙吊りの姿までも見られてしまいましたもの……。あそこまでどうしようもない状況ですと、恥ずかしさとかそういう感情って逆に全く出てこないものですね。社長の姿を見たとき私が思ったことって『あ、これで常務を病院に運んでいただけるんだ』でしたから。社長も……想像だにされてなかった光景だったでしょうね、しばらく呆然と立ってらっしゃいました。
社長は、常務と私との関係は伏せることにされましたが、けじめを付ける必要もあるということで私に解雇を言い渡されました。……ああ、ご存知ないのも無理ないと思います。ついさっきのことで、まだ辞令が出されたわけではないですから……。ただ、私から事のいきさつを全てお聞きになった社長は、常務に責任があるということで依願退職を、つまり私が自分で会社を辞めるという形を取ることを勧められましたが、常務にだけ責任があるわけじゃないですよ。私だって……自業自得なんです。だからお断りしました。近々懲戒解雇で辞令が出回るはずです……でも、いいんです。常務だってまだやりたいこと、たくさんおありだったでしょうし、……私のことだけではなく、ですよ? それが叶わなくなって、でも私だけは幸いこうして生きているわけで、それ相応の償いをすべきだと思うんです。近々、常務の奥様の所にも訪問するつもりです……後悔、ですか? 常務と関係を持っていたことの? 全くありません。骨の髄までオンナの悦びを教えていただいたのですもの……今もこの身体は常務に触れられ、蹂躙されてる感触を味わっています……あっ……はあっ……! んっ……あ……ああ……いく……っ……!
社長は、常務と私との関係は伏せることにされましたが、けじめを付ける必要もあるということで私に解雇を言い渡されました。……ああ、ご存知ないのも無理ないと思います。ついさっきのことで、まだ辞令が出されたわけではないですから……。ただ、私から事のいきさつを全てお聞きになった社長は、常務に責任があるということで依願退職を、つまり私が自分で会社を辞めるという形を取ることを勧められましたが、常務にだけ責任があるわけじゃないですよ。私だって……自業自得なんです。だからお断りしました。近々懲戒解雇で辞令が出回るはずです……でも、いいんです。常務だってまだやりたいこと、たくさんおありだったでしょうし、……私のことだけではなく、ですよ? それが叶わなくなって、でも私だけは幸いこうして生きているわけで、それ相応の償いをすべきだと思うんです。近々、常務の奥様の所にも訪問するつもりです……後悔、ですか? 常務と関係を持っていたことの? 全くありません。骨の髄までオンナの悦びを教えていただいたのですもの……今もこの身体は常務に触れられ、蹂躙されてる感触を味わっています……あっ……はあっ……! んっ……あ……ああ……いく……っ……!