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続・疼く…(2)主と麻以
第11章 家出
『葵さん。明日帰ります。今日、亜希子に会って、話しをしてから…』
『亜希子さんの終業時間は何時ですか?立ち会わせていただきます。私からお話したいこともあります。』
夜7時、この店の前で落ち合うことにして別れた。
……………………………
『初めまして、葵と申します。』
個室のある小料理屋に入ると、あらためて葵が挨拶をした。
顔を合わせてから、あっこは一度も、葵を見ず、口もきかなかった。あっこは怒っていたのだ。
『葵さん!あなたねえ!あなたさえこの子を見つけなければ、そそのかしたりしなければ、こんなに苦しめて泣かせないですんだのよ!!なんてことをしてくれたのよ!』
あっこの怒りはおさまらない。
『あなたのせいよ!彼女をボロボロにしておいて、また連れ戻す気なの?!ふざけないでよ!あなたが、最後は責任もって収拾つけなさいよ!この子を東京になんか帰さない!!』
葵は何も言わなかった。
気まずい雰囲気の時間が流れた……
『亜希子さんの終業時間は何時ですか?立ち会わせていただきます。私からお話したいこともあります。』
夜7時、この店の前で落ち合うことにして別れた。
……………………………
『初めまして、葵と申します。』
個室のある小料理屋に入ると、あらためて葵が挨拶をした。
顔を合わせてから、あっこは一度も、葵を見ず、口もきかなかった。あっこは怒っていたのだ。
『葵さん!あなたねえ!あなたさえこの子を見つけなければ、そそのかしたりしなければ、こんなに苦しめて泣かせないですんだのよ!!なんてことをしてくれたのよ!』
あっこの怒りはおさまらない。
『あなたのせいよ!彼女をボロボロにしておいて、また連れ戻す気なの?!ふざけないでよ!あなたが、最後は責任もって収拾つけなさいよ!この子を東京になんか帰さない!!』
葵は何も言わなかった。
気まずい雰囲気の時間が流れた……