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続・疼く…(2)主と麻以
第12章 戸惑い
翌日、麻以は、会長夫人を訪ねた。
『奥様、助けてください…』
『主から聞いていたわ。心配はしなかったわよ。麻以さんは戻ってくるって、私信じてましたから(笑)さあ、お入りになって。』
麻以は、自分の揺れる胸の内と主への恐怖心を、赤裸々に話した。
『あの方は、きっととても純粋なのよ。こだわりの強い方でしょう?危ないわよね。』
『危ない?』
『そう。私に言わせれば危ない方。純粋で、自分のこだわりに妥協を知らない。鬼畜にもなるわね。』
『奥様ぁ……』
『あら!怖がらせちゃったわね、大丈夫。自信を持たせてあげること!それで彼も安定して元の御自分を取り戻すわ。』
『自信?』
『そう!自信。あれだけの企業をまとめる方が何故今更自信?って思うでしょ、でもそれとこれは違うのよ…いぇ、ある意味同じかもしれないわね。まあ、貴女が離れていかない、どこまでも一番の理解者で、未来永劫そばにいて愛し抜くと強く思い、彼を安心させることができれば何の問題もないわ(笑)』
できない……安心って、どうすれば……
麻以は、混乱した。
『奥様、助けてください…』
『主から聞いていたわ。心配はしなかったわよ。麻以さんは戻ってくるって、私信じてましたから(笑)さあ、お入りになって。』
麻以は、自分の揺れる胸の内と主への恐怖心を、赤裸々に話した。
『あの方は、きっととても純粋なのよ。こだわりの強い方でしょう?危ないわよね。』
『危ない?』
『そう。私に言わせれば危ない方。純粋で、自分のこだわりに妥協を知らない。鬼畜にもなるわね。』
『奥様ぁ……』
『あら!怖がらせちゃったわね、大丈夫。自信を持たせてあげること!それで彼も安定して元の御自分を取り戻すわ。』
『自信?』
『そう!自信。あれだけの企業をまとめる方が何故今更自信?って思うでしょ、でもそれとこれは違うのよ…いぇ、ある意味同じかもしれないわね。まあ、貴女が離れていかない、どこまでも一番の理解者で、未来永劫そばにいて愛し抜くと強く思い、彼を安心させることができれば何の問題もないわ(笑)』
できない……安心って、どうすれば……
麻以は、混乱した。