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第16章 クリスマスケーキ

シャンパンで乾杯

『メリークリスマース！』

立食形式のパーティー。

チキンのグリルや、オードブル、サンドイッチ、サラダなど たくさんのパーティーランチ。キャビア、トリュフ、フォアグラなど、贅沢に使っているが、麻以は全部苦手。

『ケンタが食べたい！』とおねだりしていた、麻以スペシャルに舌鼓を打って御満悦の私。

披露宴オフ会の最終打ち合わせもやっているが、実は、麻以には聞こえないから、と、その場でやってるもんだから、晃くんやあっこは、目をぱちくり、口あんぐり……かわいそう。

で、麻以はというと、やっぱり聞こえてなかった。はいはい、食欲の麻以です。


テーブルの上はすべて片付けられて、みな、手には好きな飲み物のグラスやカップを持っていた。

『御主人様！いよいよクリスマスケーキねっ！麻以、まだ見てないの、楽しみだなあ。。。』


『残念ながら、麻以はケーキはおあずけだよ。』

『えーーっ！意地悪ぅ』

『さあ、麻以、私の言うことを聞くんだよ。』

うっ！モードが…

『はい、御主人様…』
(あっこ達、居るのに…)

『さあ、脱いで！』

『は…い…』

『ちゃんと返事をしなさい、麻以！』

『はい。御主人様』