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第21章 第6幕 プレイ

ほんの一泊の近場の旅は、少なくとも麻以は楽しんでくれただろう、と、主は安堵した。

主は、というと、自分のプライベートタイムがとれるまでは、仕事に集中せざるを得ないが、どこかウキウキしていた。

『うん。いい旅だった。次が楽しみだな！』呟いた。


……………………………


翔太朗はもうすぐ２ヶ月になる。泣き声も元気だ。

『ごめんなさいね、落ち着かないでしょう。』

麻以は、真紀を訪ねて来ていた。
しばらくは、子供のことが頭から離れず、今日は久しぶりの訪問だった。

『ほんとなら、まだまだお乳を飲んだら寝てるはずなのに、翔はなかなか寝ないで遊んじゃうのよ…で、疲れてぐずって寝る…って感じよ。』

『ママは大変ね！でも楽しい？』

『それは楽しいわ！葵が翔に妬きもち妬いてるわ（笑）』

『うん、わかる気がする！（笑）』


『ねぇ、真紀さん、聞いてくれる？』

麻以は、先日の｢ナイフ｣の体験を語り出した。