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♡♡年下Lovers
第1章 ONE
「松田 紗綾です、よろしくお願いします。」
拍手の音が響く。でも、俺の手は止まったまま、……恥ずかしいことに一目惚れだった。
俺がこの会社に入社して5年が経った。初めは慣れなかった仕事や、上司との付き合いも今では上手くやれてると思っている。
でも、女の方は縁がない。大学の時に付き合ってた奴と別れたきり、俺はいつも仕事の日々に明け暮れていた。
そして今日、新入社員の紹介のときに、松田 さんを見てから俺の意識は彼女に向いている。
まとめられた黒髪は毛先がくるんと巻かれていて、薄い化粧でも映える白い肌と大きな瞳。
でも、特に接点もなければ、担当も違うから、目の保養とか密かな癒しと思っていた。