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♡♡年下Lovers
第3章 THREE
「……莉奈…楽しくないか…?」
「へっ…!?」
いきなり名前を呼ばれて顔を上げると、日本の家に帰ってきた時よりは輝きを取り戻したパパが心配そうにこちらを見ていた。
「…ううん、ちょっとぼーっとしてただけ。これ美味しいね」
私はパパに笑顔で応えたつもりだったけど、ますますパパの顔は曇っていく。
アメリカでパパの行きつけの高級レストランに行き、とても美味しいものばかり出てきて、それはとても感動したんだけど…
こっちの生活はまだ1週間経たない私の精神を徐々に削っていく…
ママとパパはそんな私を気遣って色んな所に連れてってくれるけど、私の頭の中には忘れられない笑顔が溢れていて…、思い出さないようにしていてもすぐ現れてしまうんだ