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♡♡年下Lovers
第3章 THREE
1時間もせずまた真紘くんの地元に戻ってきてしまった…
駅の改札を出るとすぐに笑って手を挙げる真紘くんを見つけた。
人目もはばからずに、真紘くんの胸に飛び込めば優しく包んでくれる温かさにまた涙が止まらなくなった。
…莉奈ちゃん、見られてるよ?
と囁かれたのは私の涙が落ち着いた頃
恥ずかしくて顔も上げれなくって、そっと離れてみると、覗き込んだ真紘くんと目があって…
頭を撫でられて、本当に恥ずかしい気持ちしかなかったけれど、すぐに真紘くんが手を引いてもう少し撫でて欲しいなんて我が儘なことを思いながら駅を出た。
家に着けば、味は保証しないよって言いながらコーヒーを淹れてくれた。
甘党の私は折角の濃いコーヒーを台無しにしてしまうぐらいの牛乳と砂糖を入れた。
真紘くんは笑ってたけど、甘さの中にも奥深い味があって、あぁもしかして本当に台無しにしてしまったかなと後悔した。
身体が温まり、次第に真紘くんの話に笑えるほど落ち着いていた。
年下とは思えない真紘くんの包容力に虜になった私にとって彼は大きな存在であること。
気付かずにはいられなかったけど、私はアメリカに行かないといけない…
真紘くんはどんな顔をするだろう…?