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♡♡年下Lovers
第3章 THREE
「もう!いいっ!2人で好きにアメリカに行けば!?わたし、関係ないから!!」
ドアを強く閉め、外に逃げるよう駆けだした。
…バンッ、……
「…やっぱり元に戻ることはできないのか…」
「大丈夫よ、…きっとあの子は私を庇って、貴方のこと嫌おうとしたのね」
「嫌われてたなら尚更元に戻れないじゃん…」
「…だいたいその身なりがいけないのよ、一気に老けちゃって。ショック受けたに違いないわ」
「歳のことは言うなよ…」
「ほら、まだ日にちはあるんだから、まず今すぐにその髭を剃って!明日は、髪の毛を切りに行くのよ!」
……莉奈、ごめんね…許してちょうだい…
プルルルルーーープルルルルーーー
『…もしもし?』
「……真紘…ぐんっ…」
『り、莉奈ちゃん!?』
「会いだいっ、家出ぢゃっだ…ふぇっ」
『ふふ、俺ん家来る?』
「行ぐっ…!」
『変な視線集めないように気を付けてね、駅で待ってるから』
あ、…真紘くんに言われるまで気付かなかった。
ティッシュで鼻をかんでから電車に乗った。