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第2章 2.ヤキモチ

Side Nana

「類、すごい傷ついた顔してた….」
なんかしたっけ？

なんだかよくわからないけれどすごく悪いことをしてしまった気分になる夏菜
んーよし！今日帰ったら聴いてみよう！とりあえずいまは集中集中
と、目の前の数学の問題集とにらめっこを始めた

この前数学の小テストでひどい点をとった時に色々酷い目にあったので、今度こそはとこっそり隠れて勉強しているのだ
今日類に当分帰れないと言った時類も一緒に残ると言うので焦った

類に残られたらびっくりさせてご褒美もらえなくなっちゃう…

そう、夏菜は何よりも類のくれる甘美なエッチが大好きなのだ、攻められるのももっとして欲しいが
でも、恥ずかしくて言えないからご褒美として類に伝えてみようときめて、勉強している

「あーわかんない！さっき、太陽が教えてくれるって言った時に教えてもらえばよかったかなぁ」
いや！だめだ！彼氏の類にさえ教えてもらわないのだ。他の男の子に教えてもらったと聞いたらどれだけ類を傷つけてしまうのか
夏菜は絶対に類をそんなことで傷つけたくなかった

んー類不足だょー泣
今日帰ったら甘えてみよーかなっ

そんなことを考えつつ外が暗闇に包まれるまで夏菜は勉強していた

類がある計画を立てているとも知らずに…