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官能ショートショート『366日』
第1章
恋がこんなに苦しいなんて
恋がこんなに悲しいなんて
思わなかったの
本気であなたを思って知った
でも、友和は自分にはいつもコンドームを付けて果てた。
でも、彼女には直に放ったのだ。
私の中には絶対くれなかったものを、彼女の奥深くで放った……。
それは間違いなかった。
自分よりも奥に、さらに奥の奥に、そこに彼のものが入り込んだのだ。
そして、彼女の体に深く染み込んでいった。
ああ、彼のあのときの苦痛にも似た顔を、彼女も見ているのだろうか……?
凜子は目をつむりそうになるのを、こらえた。
「大丈夫? 凜子さん……なんか顔色悪いわよ……」
「うん……大丈夫……ちょっと暑くなってきたみたい……エアコン入れていい……?」
「う、うん……」
結衣はあいまいな返事をし、お腹をかばうように両手をそこに当てた。
エアコンのスイッチに手を伸ばした。
恋がこんなに悲しいなんて
思わなかったの
本気であなたを思って知った
でも、友和は自分にはいつもコンドームを付けて果てた。
でも、彼女には直に放ったのだ。
私の中には絶対くれなかったものを、彼女の奥深くで放った……。
それは間違いなかった。
自分よりも奥に、さらに奥の奥に、そこに彼のものが入り込んだのだ。
そして、彼女の体に深く染み込んでいった。
ああ、彼のあのときの苦痛にも似た顔を、彼女も見ているのだろうか……?
凜子は目をつむりそうになるのを、こらえた。
「大丈夫? 凜子さん……なんか顔色悪いわよ……」
「うん……大丈夫……ちょっと暑くなってきたみたい……エアコン入れていい……?」
「う、うん……」
結衣はあいまいな返事をし、お腹をかばうように両手をそこに当てた。
エアコンのスイッチに手を伸ばした。