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~散花~
第7章 名器
「玲利さま?」
「あのね、玉蘭。大切な話があるわ」
玉蘭は少し不安になった。それでも頷き、玲利の言葉を待つ。
「玉蘭は、なぜここにいるのかしら」
「……」
それは、帝の妃になるためだ。
「誰のために、ここにいるのかしら」
「……」
帝のためだ。
「何をするために、ここにいるのかしら」
「……」
何をするため?
玲利の手が玉蘭の股間に伸び、香木を引き抜いた。
蜜が盥の水と混じりあう。
「あ…んっ…」
玲利の長い指が入ってきた。
ゆっくりと玉蘭を愛撫する。