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~散花~
第8章  摩羅

「玲利さま、いったい何が入っているのですか?」

玲利が猫脚机の上に恭しく安置した桐箱を、玉蘭は興味津々で覗きこんだ。

「しっ!」と、さんざんはしゃいでいた玲利が今さら人差し指を口に当てる。

辺りをうかがい、庭へ通じる露台の扉をそそくさと閉めた。御簾までおろす。

「いいこと、玉蘭。この箱の中にある物のことは、決して他言してはいけないのよ。ぜったいに、死ぬまで秘密」

「……はい」

玉蘭は固唾を呑んだ。



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