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~散花~
第8章  摩羅

ついに桐箱の蓋が開けられた。

覗きこむ。

「こ…これは……?」

一見、連木のようにも見えた。が、それにしてはやや短い。

長さは5,6寸。

持ち手に当たる部分の幅は2寸ほどで、先端にいくほど心なしか細くなっている。1寸ちょっとだろうか。

連木と異なるのは、その先端に不思議な括れがあるのだ。まるで小さい傘をかぶせたように。

「何ですか、これは」

玉蘭には得体が知れなかった。

玲利が耳許でささやく。

「帝の…摩羅よ」




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