パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第8章 　摩羅

摩羅？

聞き慣れない言葉だった。玲利が小声で言うからには、何かの隠語なのだろうとは思った。

いまいち反応が鈍い玉蘭に、

｢もうっ!　やあねぇ、玉蘭ったら。この期に及んでかまととぶらないでよ｣

玲利はぱしんと玉蘭のお尻を叩いた。

｢え…え…？？？｣

｢だから、つまり…｣

玲利が再び声をひそめる。

｢これは帝そのもの。殿方の下の陽根を象った、張り形よ｣






玉蘭は耳まで真っ赤になった。