この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
~散花~
第10章 ご検分
野次馬の若い女官が目を丸くして見ていた。
女官長は眉一つ動かさずに凝視していた。
皇太后は不敵な笑みを浮かべていた。
太監が挑発的に張り形を上下させる。
「ん……っ」
やはり蜜が足りない。内側を擦る張り形は痛かった。
痛みから逃れようと、腰を前後に揺らした。
それでも容赦なく、張り形は玉蘭の中を掻き回す。奥を突く。攻め苛む。
「お…お許し…ください…」
玉蘭が絞り出した懇願は、しかし聞き届けられなかった。
玉蘭の意識は、白濁の渦の中へ引き摺りこまれていった。