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~散花~
第13章  房中術

鶯燕館での待遇は、さほど悪くなかった。

一人一人に曹司が与えられ、御膳も運んでもらえる。

6帖ほどの板間は備え付けの厨子と寝床用の畳が一枚あるだけの殺風景なものだが、南向きで日射しが暖かい。玉蘭はすぐに気に入った。

襖を開け放し、のどかな景色を眺めながら遅い昼餉をゆっくりとった。

柚子の香りのお吸い物が、ほーっと全身にしみわたる。

ようやく人心地つけた気分だ。

今朝別れたばかりの玲利のぬくもりが恋しくなってしまった。




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