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~散花~
第13章 房中術
玉蘭はドキドキしていた。目が離せなかった。
「まったく。お前はいったい何年、閨事司の女官をやっているのです。房中術は由緒正しい厳粛な奥義だというのに、あのような淫らな喘ぎ声をあげるなど…」
「申し訳ありません…申し訳ありません…」
はらはらと涙をこぼす。
「お前には後宮女官としての自覚が足りぬ。しばらく、これで反省していなさい」
そう言うと、女官長は袖口から擂り粉木を取り出した。
「女官長さまぁ…それだけはどうかお許しを…お許し………あっ…ん…ぁあああ~…!」
女官の絶叫。
女官長が、擂り粉木を彼女の女陰へ突き刺したのだ。
「いやあ~~~!」
女官が身を捩るたび、股間の擂り粉木がぶるんぶるんと震えた。
「お前のことは、皇太后さまにもご報告申し上げる。仕置きを覚悟しておきなさい」
「あぁ…女官長さま、どうか…どうかご慈悲を…もっと…」
女官の消え入りそうな声を無視し、女官長は内官を引き連れ立ち去ってしまった。
女官ががくりと項垂れた。肩で激しく息をしていた。