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第18章 　折檻

バシャ――

顔面に水をかけられた。

意識が戻ると、股間の辛苦も甦る。

(熱い…痛い…熱い…痛い…)

玉蘭は力の限りに腰を捩った。拘束された四肢をやみくもに動かし暴れた。

その拍子に右足首を縛りつけていた縄が弛み、玉蘭はその足で侍医を蹴り飛ばそうと膝を伸ばした。

燃えきっていない艾がポロリ、ポロリと落ちる。一畳台の天板に焦げ目がついた。