この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
~散花~
第33章  覚悟

「おい!! まずは無事に後宮へ入れたことへの礼を言うべきだろうが」

「あ…」

「恩人に、きちんと両手をついて感謝をしなさい」

トントンと、指先で寝具を叩く。まるで親か師匠のような口振りだ。

その姿と仔犬のような童顔とのギャップに、

「くくっ…」

思わず玉蘭は噴き出してしまった。

秀瑛の眉間に縦皺が寄る。

玉蘭は慌てて上半身を起こした。寝台の上で正座し両手をつく。

「このたびは、入内にあたりひとかたならぬご尽力をいただきまして、まことにありがとう存じます」

「うむ」

尤もらしく秀瑛は頷いた。

「おまえをここに入れるためにずいぶん知恵を絞ったんだからな」




/740ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ