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~散花~
第4章 禊
「それで、初日の洗礼には耐えられて?」
玲利が含んだような笑みを浮かべた。
「わたし、玲利さまのおかげで検見を免れました。ありがとうございます」
玉蘭は心から頭を下げた。
あのような雑居房みたいなところで股間を晒す恥辱を回避できたのだ。
玲利は「当然ね」という顔で頷いた。
「それで、他の娘たちの陰をしっかり見てきたのでしょう? どう思った?」
「どう…と仰いますと…」
「だから、あなた自身の陰と比べて」
「え…」
玉蘭は反射的に下腹部を押さえていた。