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~散花~
第4章  禊

「れ…玲利さま、恥ずかしゅうございます」

玉蘭は、両手で恥丘を隠しながら周囲を窺った。

庭と外を隔てるものは檜垣しかない。

誰かに覗かれるのではないかという不安で苦しくなる。


そんな玉蘭の苦悩もお構いなく、玲利は恍惚の瞳で玉蘭の手を恥丘からはがした。

「とても綺麗よ、玉蘭」

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