この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
~散花~
第46章  夜更けに

玉蘭の額に濡れた手拭いを置きながら、玲利はホッと息をついた。

よく眠っている。

いきなり四肢を痙攣させて卒倒したときは、こちらの心臓が止まるかと思った。

とにかく、命にかかわるようなことではなくて良かった。

「ゆっくり休みなさい…」

玉蘭の安定した寝息を背に、玲利は御簾を深く引き下ろして奥の間を出た。

どす どす どす――

近づいてくる、やかましい足音。

(何よあれ。玉蘭が目を覚ましてしまうじゃない)

玲利は、むっとして目を上げた。





/740ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ