この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater16.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
~散花~
第48章 散花
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
「陛下っ!! それはあんまりな仰りようでございます。わたしは決して、お二方を追い出してなど!」
「わかっている。行啓はあの二人が予に希うてきたことだ。しかしそなたとしては、邪魔者が消えてせいせいしたというのが本音なのではないか? 何せ相手は、そなたに毒を盛り、流産させようと目論んだ連中だ」
「その件はもう謝罪していただき、わたしもそれを受け入れました」
「どうだかなぁ…」
蒼牙は意地悪く微笑し、寝台に横たわった。
「嫉妬、陰謀、腹の探り合い…。まったく、これだから女は恐ろしい」
![](/image/skin/separater16.gif)
![](/image/skin/separater16.gif)