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衆人環視に濡れる姫刑事
第3章 容疑者宅
ブラウスを脱いでしまえば、後は時間稼ぎできる衣服は残っていない。
ぐずぐずして疑われては元も子もない。

スラックスを脱ぐと
「も、もういいだろ?な?」
「待って、まだ…ああッ!」
いつの間に脱いだのか、裸になった男に抱きつかれて顔をベロベロと舐められた。

「ううッ…」

蒲生とは違うメーカーなのだろうが、やはりタバコのヤニ臭い舌で舐め回されると、その臭いで息が詰まる。

「お、お願い…せめてカーテンを閉めて…」

苦し紛れに口にしたが、言葉にしたとたんに本気で外から丸見えの窓が気になりだした。



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