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衆人環視に濡れる姫刑事
第6章 キモオの店
道路に面した壁が全て鏡張りのビルの一階が、蒲生の懇意にしている情報屋の店だ。

ドアを開けると壁一面の棚に並んだアダルトグッズが、ピンク色の照明に怪しく浮かび上がって見える。

「なぁんだ、お客さんかと思ったらガマさんか…」

ポテトチップスの大袋を抱えて奥の部屋からカウンターの向こうに現れた、丸い顔をした肥満体の男はこの店の店主 兼 凄腕情報屋のキモオである。




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