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衆人環視に濡れる姫刑事
第6章 キモオの店
「な、なんで…」
「蒲生さんが一番早く犯人グループに辿り着くんじゃないかと思って、ずっとつけてました」
帽子とサングラスを外し、姫子はキモオを見つめる。
「その情報、私が買います。いくらお支払いすればいいですか?」
「おい、待てよソイツはな」
「うひひッガマさんは黙ってなよ、これはボクとオヒメちゃんの取引だ」
「ふざけんな、俺からも金を受け取っただろうが!」
キモオの胸ぐらを締め上げようとした蒲生の手を、姫子が掴んで止めた。