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迷路・・・Ver.K
第9章 駆け引き
コンコン・・
「神島さん」
ドアの向こうで
マシロの声がした
「あぁ」
「入っても・・いいですか?」
「あぁ・・」
テーブルを叩いた音は
マシロに聞こえてるだろうと
思った
「失礼します・・
あの、ユウヤさん
タクシーに
乗せてきました」
「あぁ・・ありがとな」
大きく一度深呼吸をしてから
マシロの方を向き
ドアまで歩いて
俺は
マシロの頭に軽く手をのせた
「さ、あいつがいねーから
今日の仕事は大変だぞ
頼むな、マシロ」
「はいっ」
仕事が
詰まっていて
よかったと思った
ユウヤのことで
頭がいっぱいになりそうだったが
そんな余裕を与えてもらえそうもない
スケジュールが
待ちかまえていた
なんだか
泣いちまいそうだったぜ
ユウヤ
お前は
いつの間に
俺の心の奥まで
入っちまってたんだよ・・
「とりあえず何を・・」
マシロが
心配そうな顔で
俺を見上げる
とりあえず
仕事だ
マシロの瞳を見つめながら
気持ちを切り替え
ユウヤが居ない分の仕事を
マシロに説明し
俺も準備に取り掛かった
あ
あれ?
さっき…
マシロ笑ってたな…
頭に手をやると
いつもなら
必ずムッとするマシロが
さっきは
笑っていたような
気がした
気の…せいか…?
「神島さん」
ドアの向こうで
マシロの声がした
「あぁ」
「入っても・・いいですか?」
「あぁ・・」
テーブルを叩いた音は
マシロに聞こえてるだろうと
思った
「失礼します・・
あの、ユウヤさん
タクシーに
乗せてきました」
「あぁ・・ありがとな」
大きく一度深呼吸をしてから
マシロの方を向き
ドアまで歩いて
俺は
マシロの頭に軽く手をのせた
「さ、あいつがいねーから
今日の仕事は大変だぞ
頼むな、マシロ」
「はいっ」
仕事が
詰まっていて
よかったと思った
ユウヤのことで
頭がいっぱいになりそうだったが
そんな余裕を与えてもらえそうもない
スケジュールが
待ちかまえていた
なんだか
泣いちまいそうだったぜ
ユウヤ
お前は
いつの間に
俺の心の奥まで
入っちまってたんだよ・・
「とりあえず何を・・」
マシロが
心配そうな顔で
俺を見上げる
とりあえず
仕事だ
マシロの瞳を見つめながら
気持ちを切り替え
ユウヤが居ない分の仕事を
マシロに説明し
俺も準備に取り掛かった
あ
あれ?
さっき…
マシロ笑ってたな…
頭に手をやると
いつもなら
必ずムッとするマシロが
さっきは
笑っていたような
気がした
気の…せいか…?