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迷路・・・Ver.K
第2章 ユウヤ
帰りの車の中


ユウヤが

ぼそっと呟いた



「レイさん

なんか変わりましたね・・」




「そうかぁ」




「なんか・・・

神島さんに
甘えたような口きいちゃってさ」




「お前のおかげで

機嫌がよかっただけだろ?」




「そっすかね~

な~んか
引っかかるんっすよ・・」




「気のせいだよ

あ、今日メシどうする?

食ってくか?」




「あ、俺はいいっす

女と約束してるんで」




「マジか?

どいつだよ」





「昨日のモデルっす」




「おまっ・・・いつの間に」




「そんなの5秒で

約束できますから」




「お前は天才だよ(苦笑)」




ふとマシロを
バックミラーで見ると

呆れた顔で
窓の外を眺めていた



「ユウヤ、お前

マシロに嫌われてんぞ?」




「い~っすよ~

マシロちゃんは
色気ねぇから

俺、興味ねぇもん

それに
マシロちゃんは
神島さんが好きなんすから」




「ち、ちがいます!!!」



ずっと黙っていたマシロが
大声を出した



「ってゆーか・・」



「あん?
なんだよ、マシロ」




「・・・違った・・かな」




「あははは(笑)

神島さん、マシロに
嫌われてんのは

俺だけじゃ
ないみたいっす~~(笑)」




「まいったな

女好きは嫌われるらしい」




「当たり前です!!」




「マシロ?

メシ、連れてってやろうか?」




「結構ですっ」




「はい、りょうかいっ」


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