この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
迷路・・・Ver.K
第11章 涙の理由
不思議だと思った
会いたくて
たまらなくて
ユウヤが
居ないと
涙が
込み上げそうになっていた
俺なのに
ドアの前で
背中を丸め
うつむいて座りこむ
ユウヤを見ても
泣きそうになんて
ならなかった
なんだろう
妙に俺は
落ち着いていた
ユウヤの腕を
引っ張って
ユウヤを立たせ
スタジオの鍵をあけて
ドアを開けた
まだ
うつむいて
何も言わない
ユウヤに
「コーヒー入れてくれ
死んじまう」
そう言って
また
腕をひっぱると
やっと
ユウヤが
声を出した
「おっさんなんすから
そんな
走んないでくださいよ
おっさんは
座っててください
コーヒー・・入れますから」
会いたくて
たまらなくて
ユウヤが
居ないと
涙が
込み上げそうになっていた
俺なのに
ドアの前で
背中を丸め
うつむいて座りこむ
ユウヤを見ても
泣きそうになんて
ならなかった
なんだろう
妙に俺は
落ち着いていた
ユウヤの腕を
引っ張って
ユウヤを立たせ
スタジオの鍵をあけて
ドアを開けた
まだ
うつむいて
何も言わない
ユウヤに
「コーヒー入れてくれ
死んじまう」
そう言って
また
腕をひっぱると
やっと
ユウヤが
声を出した
「おっさんなんすから
そんな
走んないでくださいよ
おっさんは
座っててください
コーヒー・・入れますから」