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迷路・・・Ver.K
第12章 どこまでも ユウヤ

呼べと言ったのに
名前を呼ぶと
ちょっと
目を潤ませたユウヤは
俺の腕をつかみ
何も言わずに
浴室に向かった
「そんなの
かまわねーよ」
そうユウヤに
言ったけど
「やっぱ、あれっす
記念日なんで」
そう言って
意地悪な笑顔を見せた
その顔が
好きなんだよ
ユウヤ。
ユウヤは
さっさと服を脱ぎすて
先に
浴室に入ると
勢いよく
シャワーを出した
「神島さん、いいっすよ」
そう言われ
俺も
シャワーにあたると
すぐに
ユウヤに抱きしめられ
シャワーがかかる頬を
おもいきり
舐められた
犬のように
頬や首
目元まで
舐め回し
満足したような顔で
俺を見つめた
「・・・もう俺のだから・・
・・・好きにさせて」
あぁ
いいよ
そうされたいんだ
けど
なんて返事すれは
いーんだよ
「いーだろ?」
「・・・・あぁ・・」

