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迷路・・・Ver.K
第4章 セフレ
「酔った?

ねぇ、神島さん、酔った?」



ワインを
テーブルに置いて

今度は
甘えるように
ユウヤは
俺に話しかけた




「あ、あぁ・・ん・・」



まだ
迷っていた

この関係を
辞められるような
気がしていた

マシロの存在が

そうしてくれるような
気がしてたんだ



「神島さん・・・」



「ん?」



「マシロに

・・・なんかした?」




「は?」




「だって酔ってたんだろ?

昨日、酔ってて
寝ちまったって
言ってたじゃないか」




「あ、あぁ」




「酔うと見境いないから

神島さん
酔うと手ぇ出すから

なぁ、なんかしたのかよ

なんか
あったんじゃねーの?

なぁ!」





「な、なんもねぇよ

何言ってんだよお前

てか、何怒ってんだよ」





「怒ってねぇ!」


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