この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
執事とお嬢様の禁断の模様
第6章 真相
秀一にあんなこと……
言わなければよかった。
でも……言えないから、
しょうがなかったのかも。
こんな生活いつまで続くのかな?
秀一に顔色のことを指摘されたのを思い出す。
いったん立ち上がって移動し、
カバンから手鏡を出した。
鏡を見ると、そこには血色の悪い、
いかにも不健康そうな自分の顔が映っていた。
目もうつろで、無表情。
まるで死人のようだと自分でも思った。
そっと頬に触れる私。
やっぱりちょっと、痩せたかも……
以前よりも、頬のお肉が
ぷにぷにしなくなった気がする。
べつに元々太っているわけではないのだが。
むしろ痩せている方だと自分でも思っている。
最近はあんまり食べてないもんね……
普段は太ることとかを気にしていても、
今はそんなことはどうでもよくて。
ただ、ため息が出た。