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執事とお嬢様の禁断の模様
第6章 真相


 秀一にあんなこと……
言わなければよかった。




 でも……言えないから、

しょうがなかったのかも。





 こんな生活いつまで続くのかな?







 秀一に顔色のことを指摘されたのを思い出す。



 いったん立ち上がって移動し、
カバンから手鏡を出した。




 鏡を見ると、そこには血色の悪い、
いかにも不健康そうな自分の顔が映っていた。




 目もうつろで、無表情。



 まるで死人のようだと自分でも思った。



 そっと頬に触れる私。




 やっぱりちょっと、痩せたかも……


 以前よりも、頬のお肉が
ぷにぷにしなくなった気がする。



 べつに元々太っているわけではないのだが。


 むしろ痩せている方だと自分でも思っている。



 最近はあんまり食べてないもんね……



 普段は太ることとかを気にしていても、

今はそんなことはどうでもよくて。






 ただ、ため息が出た。



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