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執事とお嬢様の禁断の模様
第6章 真相
「キス…して……」
「っ…!!」
ドクンッ
一際激しく胸が高鳴る。
やはりか…
見れば見るほど、
妃奈浬が美味しそうに見えてくる。
正直言えば、ものすごくキスしたい。
妃奈浬に触れたい……
だが、妃奈浬に触れることを禁じられた今、
自分から触れることは厳禁だ。
それに妃奈浬は今病人。
本人にちゃんとした
意識があるかもわからないし…
尚更、手を出すわけにはいかない……
「ダメです、お嬢様…」
「っ…どう…して…?」
拒否すると、妃奈浬は
今にも泣きだしそうな顔をした。
「っ……」
当然心は揺れるが、
それは無視するしかない…
ああ、触れられないなんて、
辛くてしかたがない……
だがこれも、妃奈浬のため……