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執事とお嬢様の禁断の模様
第6章 真相



「っっ……」



 なんだか秀一は普段通りに
しているのに、自分だけ少しおかしくて
恥ずかしくなってきてしまった。




「お、お水っ…ちょうだい」

「かしこまりました」



 少し1人になりたくてお水を頼むと、
秀一は少し笑って部屋を出て行った。



 パタン…




「……ふぅ…」




 小さくため息を吐く。




 …私、なにしてるの…夢でのこと
なのに、秀一を意識しちゃって……




 でも正直、さっきの夢で
少し元気になった気がする。





 …秀一、優しかった……




 夢でのことを思い返した。




 秀一、本当にあんなふうに
思っていてくれてるのかな……




 もしそうなら、すごく嬉しい……




 布団で口元を覆う。



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